嫌なことを言ってくる人に対して
言い返したり
真っ正面から話を聞いて腹を立てる(気分を害する)
ということは
同じ土俵に立つことになります。
それでは
相手が放ったネガティブエネルギーを
しっかりと受け止めることになります。
そうすることは
望まなくとも自分にダメージを与えることにもなりかねません。
ある男が群衆の前で、釈迦を罵倒しました。
釈迦は静かに、その男の言葉を聞いていました。
男の罵倒が終わると、釈迦はこのように男に言いました。
「あなたのところに客が来て、あなたがその客に食べ物を出したとして、その客が食事を受けなければ、その食べ物は誰のものになるだろうか?」
男は答えました。
「それは言うまでもない。客人が受け取らないのだから、その食事は出した主人のものだろう」
男はそう答えてからすぐに釈迦が言わんとしていることに気づきました。
釈迦は、このように続けました。
「あなたが差し出した不愉快な言葉をわたしは受け取らない。その言葉は差し出したあなたのものだから、そのまま持って帰るがよい(あなたが言ったことはすべて、あなたが受け取ることになる)」
口から漏らさずにいられない人から
不愉快な話を勝手に聞かされて
ダメージを受けるなんて
損しかない(笑)
そんな時
受け取らないようにするのも
なかなか大変ですが
同調しなかったり
不愉快になったりしないようにしていると
(つまり、反応しない)
この人に話しても通じない と
離れていきます。
たいてい
口から誰かの悪口が出てくるときは
自分の味方になってほしい
自分の苦労をわかってほしい
かわいそうだね、といたわってほしい
守ってほしい
共感してほしい
自分は間違っていない(悪くない)、正しいと思いたい
などの期待があります。
そういうことにも巻き込まれずに
ネガティブエネルギーから
自分を守るには
「受け取らない(反応・同調しない)」ことです。
流してしまうことです。
今日は機嫌が悪いのだろう
私の問題ではない
そのように
自分から切り離しましょう。
その場から離れてもいいでしょう。
ネガティブエネルギーは
こちらが受け取らなければ
相手のものなのです。
2021年02月23日
この記事へのコメント
コメントを書く