2019年05月31日

見えないけれど、確かにあるもの。

自分では

自分の幸せに
気づきにくくなっているのかもしれません。

世間から評価されたり絶賛されるようなことも

渦中の自分
全く別の感情を味わっていることもあったり

他者から
凄いと、素敵だと言われるようなことでも

自分では全くそのように思えていなかったり。


過去
好きな詩として二編
アップしましたが

今日も
同じ方の詩を一編。



『虹の足』

吉野 弘


雨があがって
雲間から
乾麺みたいに真直な
陽射しがたくさん地上に刺さり
行手に榛名山が見えたころ
山路を登るバスの中で見たのだ、虹の足を。

眼下にひろがる田圃の上に
虹がそっと足を下ろしたのを!

野面にすらりと足を置いて
虹のアーチが軽やかに
すっくと空に立ったのを!

その虹の足の底に
小さな村といくつかの家が
すっぽり抱かれて染められていたのだ。

それなのに
家から飛び出して虹の足にさわろうとする人影は見えない。

───おーい、君の家が虹の中にあるぞオ

乗客たちは頬を火照らせ
野面に立った虹の足に見とれた。
多分、あれはバスの中の僕らには見えて
村の人々には見えないのだ。

そんなこともあるのだろう

他人には見えて
自分には見えない幸福の中で

格別驚きもせず
幸福に生きていることが───。


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自分には
普通の1日でも

別の誰かから見たら
とても眩しく映っているのかもしれない。

特別で奇跡的で

幸福。


日々を精一杯生きてきた結果として

良くも悪くも周りが名付けたものに

自分を失ってはいけない。


自分が感じているものこそが
自分にはリアル。

自分がそれを
幸せだと感じられるのならば

それは
間違いなく幸福。

自分がとっても頑張った、と思っているなら
なにも知らない誰かがなんと言おうと
精一杯やったのだから。

自分に自信を持って。

幸福の数も増やせます。


いかに
自分の生活の中で見つけられるか

見つけられる目線を持てるか。


ひとは
自分の思い込みで世界を見る。


その思い込みがクリアなのであれば

世界はあなたにとって優しく美しいものでしょう。




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posted by Kaoru at 08:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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