2012年07月23日

エネルギーを注ぐ対象

日々お試しと勉強と気づきのオンパレードです。

自分の日常の中に起こってくるもの。たまたま見たり聞いたりするもの。
これほど自分にピッタリの課題でしかも必ずいつかは答えが出るってあるでしょうか。

自分の中の感性を磨くと自分の内側にひとりアドバイザー(セラピストとか、占い師とか・・・)ができるようなものですねぴかぴか(新しい)

先日『未来シアター』という番組で、金属と革を使うカバンを作っている職人が紹介されていました。

もともと彼は飛行機の部品を手掛ける精密板金加工業の会社の息子としてその会社と技術を受け継いだのですが、バブル崩壊で会社は倒産、莫大な借金を抱えてしまったのだそうです。


しかし、それが転機に。
航空機に使われる部品は軽量化の為、厚さ0.6mmのアルミにいくつもの穴をあけ、強度を保ちながら軽量化をはかっているそうですが、その高い精密板金技術がカバン作りに生かされているのです。

莫大な借金、見通しの立たない未来。
彼は、いつでもほんのちょっとしたきっかけさえあれば死ねたと語りました。

でも、どうせ死ぬのなら、最期に自分の持てる技術をすべて使って、自分のために最高のものを創ろうと決めます。

そうして生まれたのが、金属に革をあわせたデザイン性の高いカバン。

軽くて丈夫なこのケースは、バスにひかれても原形を留めているのだそうです。
やはり、彼の技術の高さが素晴らしい。
薄さ0.6mmのペラペラなアルミに強度を付けるため、90度に曲げられた縁があります。金属は変形させると反発するので、90度に曲げても少し戻り、ミリ単位の誤差が出てしまうところを、職人の勘できっちりと90度に戻るように曲げるのだそうですぴかぴか(新しい)
誤差1000分の5mmが一般とされる板金の世界で、彼は様々な部品を1000分の2mmという精密さで仕上げるのですexclamation×2
少しでも狂いがあると、パーツを作りなおし・・・なのだろうと思います。
それを彼はピタッと合わせてしまう。気持ちがいいくらい正確な技術です。見ていてスカッとしますぴかぴか(新しい)
また、革と合わせるためにあける小さな穴(縫い穴なのですが)に糸を通し、金属と革を縫い合わせるのもひとつひとつ手作業で、カバンはできても1日に3つ(確か)。

どん底の彼を救ってくれたのは、先代たちが培ってきた高い技術と信頼。
彼は、既に「持っていた」のですね。
一旦会社を辞めたものの、周りの応援もあり、再開することに。

そのカバンは、今ではハリウッド俳優たちを虜に。また、英国王室御用達テーラーでは、Made in japanのものは彼の作品のみ取り扱っているそうです。
「彼のものづくりへの姿勢、魂は、かつてのイギリスの職人の魂と同じものだと感じた。だからこのカバンはここに置く」。

ミラノコレクションでも高い評価を得て、有名なブランドなど様々なところからオファーがあったにも関わらず、彼は総て断るのだそうです。

「本当に自分がいいと思ったものだけを創りたいから」と。

死を覚悟した者の目線。
そこにたどり着いて初めて生まれるもの・・・。

「奇跡のりんご」もそうですね。

死ぬ覚悟をしろとは言いませんが(笑)

あなたにとっての「キッカケ」は何ですか?
何のために、今、「生きている」と言えますか?

今、すべてを白紙に戻し、人生をやりなおすとしたら、何をしようと思いますか?
どう生きようと思いますか? どんな人生にしますか?

それは、今からでも、始められます。
あなたがそうすると決めれば。


posted by Kaoru at 11:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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