はりつめすぎると切れてしまう
ゆるすぎると音が鈍る
美しい音色には
程よい弦のはりぐあいがある。
きゅうっと心が疲れて視野が狭くなってきたときには
緩めて休ませてあげよう。
降りしきる雨が冷たく感じられるときには
自分を避難させてあげよう。
元気が出てきたら
またピンとはりきっていこう。
やる気に満ちているときに
いっぱい歩ければいい。
昼と夜があるように
明暗があってバランスしている。
アンラッキーな日もあっていい。
疲れた時には何もせずしっかり休んでいい。
緩急をつけて
心をしなやかにしよう。
大きく
小さく
音のうねりが繊細に情景や心象を描写して
感動を呼ぶように
気持ちの揺らぎの中に煌めく模様。
それは
ポジティブであろうと
ネガティブであろうと
あなたを形作っている「個性」。
強く
弱く
人はいろんな顔を持つ。
そこに愛しさが宿る。
強くても
弱くても
あなたの人生は
ひとつの美しい音楽。